また 春が来て
風と遊ぶ花びらが
ひらりひらりと舞う季節(とき)に
君と僕は5年生
丘の上の小さな小学校
古い木造校舎の教室の
落書き机が僕の席
窓際で桜の枝がすぐ近く
風に揺れて花吹雪
落書きの線の上が桜色
春になると思い出す
あの遠い日は
記憶から消えようとしている
君の面影とともに
きみの髪をつつむように春風はやってくる
かすかな季節の香りをのせて
風そよぎ 散りし桜が 舞いおりて 本読む君の 髪飾りかな
高校司書のひとりごと
また 春が来て
風と遊ぶ花びらが
ひらりひらりと舞う季節(とき)に
君と僕は5年生
丘の上の小さな小学校
古い木造校舎の教室の
落書き机が僕の席
窓際で桜の枝がすぐ近く
風に揺れて花吹雪
落書きの線の上が桜色
春になると思い出す
あの遠い日は
記憶から消えようとしている
君の面影とともに
きみの髪をつつむように春風はやってくる
かすかな季節の香りをのせて
風そよぎ 散りし桜が 舞いおりて 本読む君の 髪飾りかな