なにもわからない この世界
わかったことにして
百日紅咲く この夏を生きる
風の音色ですか 雨のつぶやきですか
共感という夢の輪郭は
呪術としての言葉で伝えられ
わかったことにしなければ
立ち尽くすしかない この世界
魔法をかけられた所作やふるまいは
言葉にすりかえられて
カフェのテーブルに並べられたけれど
なぞる暇もなく 夢の海に消えた
高校司書のひとりごと
なにもわからない この世界
わかったことにして
百日紅咲く この夏を生きる
風の音色ですか 雨のつぶやきですか
共感という夢の輪郭は
呪術としての言葉で伝えられ
わかったことにしなければ
立ち尽くすしかない この世界
魔法をかけられた所作やふるまいは
言葉にすりかえられて
カフェのテーブルに並べられたけれど
なぞる暇もなく 夢の海に消えた