気がつけば あなたと私は
輪郭だけが跋扈する舞台に立たされていた
交差する感覚の影として映されるこの世界
途方もない抽象と組み立てなのです
描写できないあなたがいて
ぬくもりを伝えられない私がいる
理解がおよばないあなたと
表象不可能な私がいる
伝えるすべもなく とわに届かない思いの羅列
分かり切った結論を 素知らぬ顔をして
演じて見せるだけ
その脚本のト書きにしか現れない
あなたと私の一部始終の物語
高校司書のひとりごと
気がつけば あなたと私は
輪郭だけが跋扈する舞台に立たされていた
交差する感覚の影として映されるこの世界
途方もない抽象と組み立てなのです
描写できないあなたがいて
ぬくもりを伝えられない私がいる
理解がおよばないあなたと
表象不可能な私がいる
伝えるすべもなく とわに届かない思いの羅列
分かり切った結論を 素知らぬ顔をして
演じて見せるだけ
その脚本のト書きにしか現れない
あなたと私の一部始終の物語