また…

考えても 考えても

たどりつけない 私と云う不可解

瞬間を綱渡りするしかないから

記憶の世界に身をゆだねる

ひと時の趣にからめとられ 

痕跡しか残せずに 

後戻りもスキップもできない

私と云う仮初

セピア色に編みなおされて

説明のできない情感の

羅列に包まれるしかないのだろうか