春の日だった
あなたに出会ったのは
あの時 いつものように
一つ手前の路地をたどっていれば
もうひとつの世界を生きていた
あなたと出会ってからのことは
たくさん語れるのだけれど
私は世界の半分しか視ていない
偶然を重ねて生きている この不思議さを
つづる方法はあるのだろうか
高校司書のひとりごと
春の日だった
あなたに出会ったのは
あの時 いつものように
一つ手前の路地をたどっていれば
もうひとつの世界を生きていた
あなたと出会ってからのことは
たくさん語れるのだけれど
私は世界の半分しか視ていない
偶然を重ねて生きている この不思議さを
つづる方法はあるのだろうか